ブログの読者の方から、メールで問い合わせを受けました。
タイトルの通りです。
今日8月11日に巨大地震が起きるという噂があるそうです。
定期的にこういう人騒がせな噂が出てきて、ウンザリするのですが、
東日本大震災クラスの大きな災害が起きる時というのは、いくつもの悪条件が重なった時で、
はっきり言って、そんな事はめったにありません。
例えば
1、トランスサタニアンと呼ばれる世代天体で、動きのゆっくりした星(天王星、海王星、冥王星)が、星座間を移動する時(直前か最中)。
固定宮→柔軟宮、柔軟宮→活動宮へと移る時は天体の持つ性格や働きがはっきり動きとして表面に出てきます。
特に、物事の始まりを意味する春分点を通過する時は、影響が大きいです。
2、トランスサタニアンが、星座の終わり(30度)近くにある。
これは、悲しみの度数、あるいは涙の度数と呼ばれているもので、
物事が行き詰って(先に進みたくてもまだ進めない)足踏み状態で、
ここに感受点(天体やアングルなど)があると、その感受点に関わることで何か悲しい事が起きるとされています。
3、天王星ー冥王星90度のような、天災や原子力災害を意味するアスペクトが形成されている。
4、満月前後。
満月の時は月が地球に最も接近して、その引力で地盤が持ち上がるため、地震が起きやすいとされています。
5、直前の皆既日食が、自国内で観測された。
地震発生に最も関連がある天文現象は日食だ、と昔から言われてきています。
自国内で日食が見られるということは、実は不吉な事なのです。
(詳しくは、過去記事の「日食はお祭り騒ぎするようなことではない」参照)
6、春分図の状態が良くない。
国の1年の運勢を占う春分図(東京)で、国土を表わす4ハウスに、破壊的な作用のある天王星や冥王星が入っていたり、
IC(4ハウスの始まりの地点)が、地震に関係があるとされる固定宮の星座(牡牛座、獅子座、蠍座、水瓶座)である。
7、地震に関連があるとされる、活動宮(牡羊座、蟹座、天秤座、山羊座)に土星、天王星、冥王星がある。
地のサイン(牡牛座、乙女座、山羊座)である。
など(詳しくは、過去記事の「2011年3月11日」をご覧ください)。
このうち当てはまるのは、活動宮で地のサインの山羊座に冥王星、
活動宮の牡羊座に天王星が入っているくらいでしょうか。
天王星ー冥王星90度のアスペクトは既にほどけていますし(秋から年末にかけて再び近くなりますが、タイトになることはありません)。
東日本大震災の時には、これらの条件を、ほとんど全て満たしていたと思います。
よって、2015年8月11日に、
東日本大震災クラスの巨大地震は起きませんっ!
小さ目の地震なら、あるかもしれませんけどね。
これが答えです。おわかりいただけたでしょうか?
※追記
天と地は連動しています。
天の動きに関わりなく、地上で何か大きな出来事が起こることはない、
と考えていいと思います。
というわけで、占星術というのは、非常に役立つツールです。
是非、活用してください。