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Author:鴫沢(しぎさわ)まり
西洋占星術の占い師です。
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あいたくて

あいたくて               くどうなおこ

だれかにあいたくて
なにかにあいたくて
生まれてきた――
そんなきがするのだけれど
それがだれなのか なになのか
あえるのはいつなのか――
おつかいのとちゅうで
迷ってしまった子供みたい
とほうにくれている
それでも 手のなかに
みえないことづけを
にぎりしめているような気がするから
それを手わたさなくちゃ
だから
あいたくて


何となくこういう思いを持っている人は、少なくないんじゃないでしょうか。
そのことづけを相手に伝えない限りは、この世を去れないみたいな。





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望郷の歌

こちらも、「かに座木星」からの連想。


望郷の歌           倭 建命(やまと たけるのみこと)(古事記)
               能煩野(のほの。現在の三重県鈴鹿山脈あたり)で、
               自らの死期を察して詠む

倭(やまと)は 国のまほろば
たたなづく 青垣 
山ごもれる 倭しうるはし
(現代語訳:倭は素晴らしい国。
幾重にも重なって、青々とした垣のような山々、
その山々に抱かれている倭は、なんと美しい国だろう!)

バス通り裏

先日の「かに座木星期」の記事から、
何となく連想した古いNHKドラマの主題歌。


バス通り裏               作詞:筒井敬介
                      作曲:服部 正
                      歌:中原美紗緒 ダークダックス
                      
小さな庭をまんなかに
おとなりの窓 うちの窓
いっしょに開く窓ならば
ヤー こんにちはと手を振って
こんなせまいバス通り裏にも
ぼくらの心が かよいあう

小さな花をまんなかに
おとなりの窓 うちの窓
むこうがとじた窓ならば
なぜだろうかと ふりかえる
こんなせまいバス通り裏にも
目にしむけむりが 流れくる


この歌、YouTubeで聴くことが出来ますので、興味のある方はどうぞ。



















かに座木星期

まだちょっと先の話ではありますが、
6月26日に、木星が双子座から蟹座に移動し、来年7月21日あたりまで蟹座にとどまります。
ここで、世の中の雰囲気が少し変化すると思います。
蟹座は、「理」や「知」よりも、「情」や「共感性」を重要視する水のサイン(星座)で、実際に物事を動かす活動宮。しかも、木星にとってエグザルテーション(盛)の位置なので、木星がその力をいかんなく発揮出来ることになります。
ちなみに、この前の双子座木星は、「知識」や「情報」重視の風のサインで、迷ったり、様子見するだけでなかなか動けない柔軟宮。木星にとってはフォール(減退、下降)で、木星の力が最小になる位置でした。
木星の力というのは、物事を拡大・発展させること、公にして広く知らしめること(悪い事をしてもバレて、衆目にさらされることになります。念のため)、幸運やチャンスをもたらし、サポートすることなど。
蟹座が表わすのは、家や家庭や家族、感情を共有する親しい人たち、国や地域、故郷、共同体、伝統など。
基本的に、保守的といわれる星座ですが、これは自分の家族や仲間、国、故郷といった愛するものを守っていこう(その為には、戦うこともある)という姿勢を持つということです。
その分、少し排他的(敵・味方を区別するような)だったり、感情的になる傾向はあります。
スケール的にも、外へ外へと出て行こうというのではなく、内輪の気心の知れた者同士で楽しくやって行こうという感じです。
蟹座は「母なる星座」とも言われますが、母というもののイメージを思い浮かべていただければ、理解しやすいかもしれません。
そこに木星が入るので、世の中的にそういう傾向が強くなるということです。
また、そういうところに幸せを感じたりもするのです。
活動宮で、エグザルテーションの蟹座に木星が入ることで、2012年あたりから続いている、
山羊座冥王星ー牡羊座天王星90度が表わす、「徹底的な大変革」(既存の社会システムや権威の崩壊と、これまでにない新しいものを生み出しての再構築)が、いよいよ最高潮の時を迎えるような気がします。
山羊座冥王星ー牡羊座天王星がタイトに90度を形成されるのは、2012年6月~2015年3月で、それを過ぎると段々離れていくわけですから、ここで一気に加速してフィナーレを迎え、
木星が、固定宮である獅子座に入る2014年7月21日以降に、それを地固めしていく、という流れでしょうか。

大きな変革の時期というのは、大手術みたいなもので、相当の痛みを伴うわけですが、
それを、魚座海王星の麻酔力(海王星は、別名「酔っ払いの星」)が和らげてくれているのかもしれません。
また、蠍座土星が、情に流され過ぎることなく、無駄なところはそぎ落とし、締めるところは締めて、現実的な落とし所を見つけて、着地させてくれそうです。
7月18日頃にに蟹座木星、魚座海王星、蠍座土星で水のサインのグランド・トライン(120度が3つで、正三角形になる)を形成するので、これらの3つの星の力が、非常にバランス良く働きます。
こういう場合の土星は、頼もしいのです。
木星も海王星も拡張天体で、放っておくとどこまでも広げ、緩めて、収拾がつかなくなる恐れがあるのですが、そこを土星の抑制力が働いて、節度を守り、安定させてくれるわけです。
これは、ある意味幸運だと言えます。
これがもし土星ではなく、イケイケドンドンの火星だったり、破壊力のある冥王星だったりすると、いくらソフト・アスペクトとはいえ、ちょっと恐い気がします。

魚座海王星の時代は、2011年5月~2025、26年頃まで続きますが(一時逆行してまた戻ったりもします)、これは、デジタルより、多分にアナログ的です。
先の「風」のサインである水瓶座海王星時代に、IT化の波が押し寄せ、デジタル化が進み、「理」や「合理性」に走る余り、人間同士の関係性が、何となくよそよそしく、無機質になって、心と心の結び付きが軽んじられていた印象があるのですが、その揺り戻しが来ているようです。
「水」は、くっつきたがりますからね。理屈ではなく、情の世界なんです。人恋しい、人肌の体温が恋しい。人間臭さが戻って来たということでしょうか。
更に、魚座は海王星のホーム・グラウンドですから(魚座の支配星が海王星)、のびのびと海王星らしさ(理想主義、夢想性、同情性、芸術性、癒し、霊感、境界を溶かす)を発揮出来るわけです。

なかなか素敵な流れだとは思いませんか?
もちろん、良い事ばかりではないでしょうが、少なくとも、
世の中の、もはや古く意味を成さなくなったものが淘汰され、新しい可能性を秘めたものに替えられた上に、人間的な温かみのようなものが戻って来そうな気がするので、私は期待しています。
























恋の歌、愛の歌

あひ見ての後の心にくらぶれば
    昔はものを思はざりけり          藤原敦忠


恋せずば人は心もなからまし
    物のあはれもこれよりぞ知る       藤原俊成


あの人と出会って増した孤独感          関根眞弓


あの夏の数かぎりなきそしてまた
    たった一つの表情をせよ          小野茂樹


瀬を早み岩にせかるる滝川の
    割れても末にあはんと思ふ        崇徳院(詞花集)


幾億の生命(いのち)の末に生れたる
    二つの心そと並びけり            柳原白蓮


こんなにもたくさんの人がいる中で
    たった一人を慕う不思議さ         辛島久美子


やは肌のあつき血汐にふれもみで
    さびしからずや道を説く君          与謝野晶子 


暴風と海との恋を見ましたか            鶴 彬


形なきものを分け合ひ二人ゐる
    この沈黙を育てゆくべし          小島ゆかり


思ひつつ寝(ぬ)ればや人の見えつらむ
    夢と知りせば覚めざらましを        小野小町


あらざらむこの世の外の思ひ出に
    今ひとたびの逢ふこともがな         和泉式部


会ひすぎるほど会ひしかどしだいに会はずなり
    いまはまったく会はず             安立(あんりゅう)スハル


愛されしこともありけり蝿叩く           鈴木真砂女


幻聴か夫の囁く「愛してる」            赤ベコ


たふとむもあはれむも皆人として
    片思ひすることにあらずやも          窪田空穂


今にして知りて悲しむ
    父母がわれにしまししその片思ひ       窪田空穂


若かりしわが世に張りをあらまし
    子といふものよあはれ子の恩         服部忠志
  





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