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Author:鴫沢(しぎさわ)まり
西洋占星術の占い師です。
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占星術上の星座と、実際の星座は違います

西洋占星術で使用される星座と、実際の天文学上の星座は違います。
私も最初不思議だったんですよね。
プラネタリウムと違うじゃないか、と。
星座って、こんなに同じ大きさで均等に並んでないよね、と。
これには理由がありまして…。
古代には、占星術も天文学も同じで、実際の天球で占っていたらしいのですが、
紀元前2世紀に、ギリシャの天文学者であるヒッパルコスが、
(春分点)歳差を発見してしまいました。
これは、簡単に言うと、地球から見える星の位置が、長い年月の間に少しづつズレてくるということです。
そうすると、当然、占いの結果も変わってきます。(※参照)
そこで、歳差運動の影響を受けない方法として、
実際の天球ではなく、純粋に数学的に作り出した天球を用いることにしたのです。
つまり、黄道(地球から見て、太陽が1年かけて地球の周りを1周する時に描く、天球上の円)を
等間隔に12等分して、これを12宮とし、
太陽が1ヶ月ごとにこれらの宮を順に移動するとして、
12宮それぞれに、星座の名前をつけることにしたのです。
春分点の太陽が位置するポイントは、実際には年毎に微妙に異なるのですが、
それを常に、牡羊座0度と決めて、そこを基点に12サイン(星座)を均等に割り当てていくわけです。
こうすると、歳差運動の影響を受けません。
そこに、天文暦で調べた、占星術で使用する惑星の位置を当てはめていきます。
これを、トロピカル星座帯(方式)といいます。
これに対して、実際の天体の観測を重視し、使用する(例:牡羊座のある場所を牡羊座とする)やり方もあります。
これを、サイデリアル星座帯(方式)といって、
西洋占星術の一派であるサイデリアル占星術と、インド占星術はこの方式を採用しています。
ただ、歳差運動のため、現在では、トロピカル星座帯と比べて、24度近いズレ(遅くなる)が生じています。
星座の位置は約72年ごとに1度づつ逆行し、現在では、実際の位置よりも24度近くズレています。
つまり、現在の春分点(牡羊座0度)は、実際には魚座6度近くにあることになります。
当然、鑑定の結果も24度分ズレてきます。
こうなることを予測して、古代の人はトロピカル星座帯を考え出したのですね。
「歳差運動があるから、大昔の春分点を基準にした占星術なんか当たるわけがない」という、
時々出て来る占星術否定論や、「蛇使い座を加えて、13星座で占うべき」などという提案も、
これで粉砕できるわけですね。ハイ、すっきり。
大昔の占星術師をナメたらイカンぜよ、です。
今の我々が考えそうな事など、とっくに考えているのです。
数学的に作り出した天球に、実際の惑星の運行を当てはめて占って、それで当たるのだから、スゴくないですか?
私には、それが一番の驚きです。
昔の人はなんて賢かったんだろう!と感心します。
ま、今の人より時間がたっぷりあったのは確かでしょうが。
占星術が最も発達した時期と言われている古代ギリシャには、奴隷制度というものがあって(多分、メソポタミアにもあったと思いますが)、
畑を耕したり、家事をしたりという「面倒な」事は全部奴隷たちにやらせていたようなので、
その主人たる市民階級は、勉学や研究、思索、芸術活動、天体観測などに十分時間をかけられたのだと思います。
人道主義とか、平等主義の観点からすると、奴隷制度なんて全く間違っているということになるのでしょうが、
学問や、文化、芸術の発展には、お金と暇のある人種が絶対に必要だと思います。
皆が「平等に」その日暮らしで、食べることに精一杯な状況では、学問も、文化も、芸術も生まれようがありません。
そんな「余裕」ないですから。
これらのものは、「余裕」の中から生まれてくるものです。
はっきりしているのは、そのおかげで、現在の私たちが恩恵を受けているということです。
そう考えると、何が正しくて、何が間違っているかなんて、短いスパンや目先の事だけ見ててはわかりませんよね。
つくづくそう思います。
昔の熱心な研究者さんたちと、縁の下の力持ちの奴隷さんたちに、本当に感謝!です。


※地球は、赤道方向に膨らんだ大回転楕円体で、地球の自転軸(地軸)は、
公転面に対して垂直ではなく、23.4度傾いて公転しています。
丁度、傾き始めた独楽が一定の傾きを保ったまま、首振り運動をしているうようなものです。
独楽のようにと言っても、地球の場合はあんなに速く回っているわけではなく、
非常にゆっくりと、26000年弱かけて一回転しています。
つまり、歳差運動というのは、地球の自転軸が独楽の首振り運動のように回転しているため、
春分点、秋分点が、黄道に沿って少しづつ西向きに移動する現象です。
地軸が動くと、地球からの星の見え方が変わってきます。
今の北極星はずっと今の位置に見えるわけではなく、やがては、別の恒星が北極星の役割を果たすことになります。
地球がこうした歳差運動をするのは、太陽、月などの惑星の引力で、傾いている地軸を引き起こそうとするのを、
地球がそれに抵抗して、地軸の向きを変える運動をするためのようです。














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